シーズンオフを狙って交渉する
賃貸住宅同様、賃貸オフィスも物件が動くシーズンが有ります。新年度の4月に合わせて物件を借りるケースが多く、次いで多いのが10月です。オフィスの場合、什器やパーテーションの手配や様々な手続きが必要な為、事務所開きの2~3か月前には契約を済ませるケースが多いので、1月から3月、7月から9月頃にかけて物件が動く傾向にあります。逆を言えば、このシーズンを逃すと最低半年はオフィスが空室となり、その間賃料が入ってこないリスクが高まります。空室のままだと維持費だけかかるので、多少家賃を値引いてでも貸したいというオーナーは少なくありません。こういう理由から、物件の動きが少ない4月~6月、若しくは10月~12月にかけて交渉すると、安く借りられる可能性が高くなります。
長期間空室になっているオフィスを狙う
次に、長期間空室になっているオフィスも狙い目です。一般的には、古い建物で設備が古いイメージがありますが、この手の物件は往々にして、新たな借主があらわれたタイミングで設備を更新する事も多く、その分の費用はオーナーが持ってくれる場合が多いです。また、賃料の交渉も応じてくれる事が少なくないので、狙い目と言えます。
長期契約で賃料を下げる
最後に、価格交渉を有利に進める手段が長期契約です。オーナーとしては、一旦退居されると、それだけ空室リスクが高まるので1つの店に長期間借りてもらうのが理想的です。その為、最初の更新期間を長くすると、家賃交渉の余地が生まれます。10年程度の長期で交渉できれば、かなりの値引きが期待できます。但し、契約期間より早く退居すると違約金をとられる可能性もあるので、しっかりした経営計画のもと、無理のない期間で交渉する事が大切です。
中央区で賃貸オフィスを借りる際は、駐車場の有無についても確認することも欠かせません。来客はもちろん、従業員にとって利用しやすいかどうかといった視点を持つことも大切です。